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先日、ミャンマーの若者によるビジネスモデル発表会に参加しました。NIN2(NIppon New Network for INnovation)という政府機関が主催している企画です。

いま、ミャンマーが熱い!?

なぜこの発表会に参加したかというと、理由は二つ。

・ミャンマーという国に最近ものすごく興味がある。
・海外(東南アジア)の若手起業家の話を聞きたかった。

皆さんはミャンマー人と聞いて、皮膚の色や骨格、何を食べてどんな服装をしているかなど、イメージがわきますでしょうか?私はシンガポールで働くまで、ミャンマーという国や人のことを全く知りませんでした。

しかし、最近やたらとミャンマーという単語を聞く気がします。民主化が進んでいるという背景もありますが、ミャンマー以前にブーム(?)だったタイやベトナムは、すでに人件費があがっています。これらの国と比較すると、ミャンマーはまだまだ人件費も安いです。加えて国民性が日本人と似ているから一緒に働きやすい、なんていう声も聞きます。

 

ミャンマーの若者が感じる課題とは

発表者は全部で3チーム。彼らは12月にミャンマーで開かれたビジネスコンテストの受賞者です。みんな20代後半〜30代前半の若者ばかりです。

発表の中身は、ミャンマーの伝統飲料のビジネス化や、(ミャンマー人の足である)長距離バスチケットのEコマース化などでした。サービス自体は日本人からすると当たり前のものという印象でしたが、一方でこのような“当たり前ビジネス”が、ミャンマーではまだまだ成功する余地があるんだな、と新しい発見もできました。

 

3チームの発表で一番印象に残ったのが、“SchoolJob”というジョブポータルでした(東南アジアのジョブポータルについては、こちらに詳しく書いています。『アジアで就職するなら押さえておきたい求人サイト3選』)。

彼らの感じる課題は以下の3つ。

 

・「大学卒業すれば就職できるよ!」と親に言われて頑張ったのに、大学を卒業しても就職できない。

・就職フェアは活発に開かれるが、企業側が即戦力を求めるため、新卒で仕事を得ることができない。

・その結果専門学校・職業訓練校に通う人が大卒の8割に上るが、どの学校が良いか情報が不足している。

 

これらの課題を解決するために、専門学校の内容がわかるディレクトリ&求人サイトを合体したWebサイトを作っている。一部無料で職業訓練も受けることができるらしいです。

こうやってみると、日本とあまり課題はあまり変わらない気もしますが、新卒から即戦力が求められるのは日本との違いかもしれません。というより「新卒は会社がイチから丁寧に育てますよ」という日本企業の方が世界的に珍しいんだと思います。

とはいえ、大学を出た人の8割がさらに専門学校へ進むというのは正直大変だな、と思いました。企業が求めるスキルを身につけるために、IT系や語学学校へ進む人が多いんだそうです。

彼らのサービスが課題を根本的に解決するものかどうかは置いておいて、とにかく行動に移して、日本人投資家相手に堂々と発表しているその実績に感動しました。日常の素直な疑問を課題として捉え、同じ悩みを抱えて困ってる人のためにサービスを立ち上げる。本当に同じ年代のビジネスパーソンとして尊敬の念でいっぱいです。

 

それにしても日本人は質問しない。英語を喋らない。

発表終了後、個人的にはとても興味のあるサービスだったので手を挙げて質問をしました。プレゼンターが英語で発表をしていたので、(オーディエンス向けに)日本語で質問をした後、英語で質問をし直しました。日本に滞在しているミャンマーの方もいましたが、彼らは日本語でバンバン質問をしていました。それに対しミャンマーの若手起業家は、すごく訛りは強かったけれど、堂々と英語で回答していました。

しかし・・・。

周りの日本人で英語で質問をしている人は一人もいませんでした。ミャンマーで仕事をしているとか、海外営業しているとか、絶対仕事で英語を使っているだろうと思われる人たちも、日本語で質問していました。でも、質問しているだけ参加者意識というか、当事者意識があると思います。そもそも質問する人が限られていて、あぁ、これが日本人なんだなーと少し残念な気持ちになりました(´Д` )

最後に審査員の方からもコメントがありましたが、日本人は本当にプレゼンテーションが下手だそうです。ビジネスコンテストでも、会社概要を延々と喋るだけで肝心の中身や結論がイマイチらしい。一方ミャンマー人は、ストーリーをもって課題や解決手段をプレゼンする。だから心に響くのだそうです。

 

まとめ

私も外野でゴチャゴチャ言っているだけでなく、行動に移さないと!と元気をもらう1日でした。彼らのように英語力もプレゼンテーション力も情熱も負けない、日本人の若手起業家になるべく努力していこうと思います。とりあえずこのブログを通して少しでも海外に出る人が増えるといいな、と願います。

今回はミャンマーの若者と日本で触れ合える、とても貴重な機会でした!皆さんもこんなイベントを発見したら迷わず参加してみてはいかがでしょうか???

1985年生まれ 東京都出身

経営コンサルティング会社へ新卒で入社。その後シンガポールの現地法人へ転職し採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、アジアの若者の日本就職支援に携わったのちフリーランスとして独立。現在は開発コンサルタントとして国際開発援助やソーシャルビジネス支援に従事。