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フリーランスとして独立してもうすぐ1年が経つ。振り返ってみると、この一年本当に色々なことを学んだ。

当初は立ち回り方など全くわからず、たくさん失敗した。そのたび周りに助けられ、なんとか今日まで生き伸びてきた。

私自身はフリーになって本当に良かったと思うが、もちろん万人がなるべきとは思わない。フリーに向く人/向かない人、会社員の方が強みを発揮できる人、起業して人を引っ張るのが得意な人、様々だ。

大切なのは、自分に合った働き方を見つけること。それがまだ見つかっていないなら、見つかるまで色々試せばいい。

 

そんな私も今でこそフリーが最適と思っているが、確信が持てるようになったのはつい最近だ。ここ一年でいつの間にか正社員として巻き込まれたことも数回あるし、自ら正社員へ戻ろうかと悩んだ時もある。

そうやって試行錯誤の末、ようやくフリーとして働く心構えみたいなものが見えてきたので、この機会にまとめてみたいと思う。

もしフリーランスとして独立、あるいは副業を考えている人がいれば、少しでも参考になれば嬉しい。

 

早めにマイ・ルールを確立すること

結論から言うと、フリーランスにとって大事なことは、早めにマイ・ルールを確立することだと思う。

あくまで「マイ・ルール」なので、自分が納得していれば何でもいい。

参考までに、私が仕事を受けるときのマイ・ルールは以下の三つである。

 

1.仕事内容は出来るかよりも、面白いと思えるか

2.報酬はやる気の出る金額か

3.お客さん(依頼主)のことが好きか

 

この三つ全てに当てはまらない時は、たとえ他のどれか一つが超好条件でも断るようにしている。

 

1.仕事内容は出来るかよりも、面白いと思えるか

フリーランスの魅力。それはなんといっても仕事を選べる自由だ。その自由を謳歌するためには、仕事を選べる人材にならなければならない。

 

当たり前だが、フリーランスは自分が商品

最初のうちは裸一貫、自分の力量だけで勝負することになるだろう。では、その力量をどうやって上げていくか。答えは簡単、ひたすら仕事をするしかない。

ただ忘れてはならないのが、一体何の仕事にひたすら取り組むのかという集中の問題である。(※1)

あなたの得意技は、人を唖然とさせるものでなければならない。

非凡な技、ゼニが取れる技がなければ、ブランド人にはなれない。

(中略)

あれもこれもと欲張ってはいけない。「これなら自分にも何とかやれそうだ」あるいは「自分にはこれしかない」と思えるものをひとつ選ぼう。選んだら、さっそくエンジンをかけよう。きょうからさっそく、自分の「非凡な」技に磨きをかけよう。自分の「売り物」を、公言し、宣伝しよう。

私は最初、集中の重要性を全く理解していなかった。

とにかく自分が能力的に「出来る」と判断した仕事は、何でも引き受けた英語の教材を翻訳したり、新規事業の立ち上げを手伝ったり、人材紹介の営業代行をしたり、採用のお手伝いをしたり…。

当然、時間も精力(つまりはフリーランスが持っている唯一の資源)が分散し、何かに秀でることは出来ない。

また、それなりの力量しかないと、それなりの金額の仕事しか回ってこない。

それなりの仕事をそれなりの金額でやる。じゃあ会社員と変わらないじゃん。

自分が何をやりたいのか、何のために独立したのか、わからなくなってしまった。

 

だからある時、自分は何の専門家になるかを決断し、継続することが大事だと気付いた。いわゆる「覚悟」ってやつである。

ではどうやって覚悟を決めるのか。

色々やってみた末たどり着いた結論は、自分が「面白い」と思えるものに腹をくくる、ということだ。

一点に集中しなければ衆に抜きんでルコとはできないし、それになにより、もてる力のすべてを振り絞って、ただ一つのことに打ち込むことほど、人生の愉悦はない。

なりふり構わず仕事を受けいていた時、唯一「面白い」と思える仕事がライティングだった。

他の仕事もそれなりに楽しめたが、書くときだけは時間を忘れ、最も没頭出来る仕事だった。というより、仕事という感覚があまりなかった。

 

・一つに集中すればするほど、その仕事の質は上がっていく

・「好き」とか「面白い」と思えない仕事は続かない

・続かなければ力は伸びない

 

この三つに気付いてから、ライティングの仕事以外は、ほぼ受けないことに決めた。

いま最も時間を投資している仕事が、将来の自分を形作る。いつか自由に書くことだけで生計が立てられることを信じて頑張るのみ。

つづく。

 

(※1)

1985年生まれ 東京都出身

経営コンサルティング会社へ新卒で入社。その後シンガポールの現地法人へ転職し採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、アジアの若者の日本就職支援に携わったのちフリーランスとして独立。現在は開発コンサルタントとして国際開発援助やソーシャルビジネス支援に従事。