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「海外インターンに興味があるけどよく分からない」という人向けに、海外インターンのざっくりまとめ。

 

目次

1.学生に人気の”インターンシップ”とは

2.海外インターンとは?

2−1.留学との違い

2−2.海外インターンの種類

3.海外インターン先の選び方

3−1.海外インターンの目的

3−2.どんな◯◯?

4.私の海外インターン記

4−1.インターンに合格する「運」も実力のうち

4−2.インターン中のあれこれ

4−3.海外インターンの経験が今にどう活きているか

5.まとめ

 

1.学生に人気の”インターンシップ”とは

よく「海外で学びたい」という留学相談や、「海外で働きたい」という就職相談を受ける。だが、実はこの2つのいいとこ取りをしたような仕組みがある。

・・・そう、それこそ”海外インターンシップ”なのだ

そもそも「インターンシップ(※以下、インターン)」の認知度が上がってきたのはここ5〜6年だろうか。私よりも年代が上(30代後半以降)の人に聞くと、「自分たちが若い頃はそんなものはなかった」と言う。

私がまだ大学院生の頃は、インターンという言葉を知っている人がちょうど半々くらいだった。実際にインターンをしていた友人は1割にも満たなかったと思う。

 

ところが今では、ほとんどの学生が「知っている」、「経験したことがある」、「現在インターンをしている」と答える。

インターンはなぜここまで人気になったのか。色々理由は考えられるが、おそらく”インターン=就職に有利”というイメージが先行拡大したから、というのは一つあるんじゃないかと思う。

 

確かに受け入れ側は、優秀な学生を我先に確保しようとインターンを行うケースがある。一緒に働けば、書類や面接だけでは見えない部分まで知ることができる。

一方で学生側も入社前後のギャップを埋めることができるし、社会人や他の学生と触れ合うことで、多くの学びを得られる

 

実際、私は学生側と受け入れ側の両方を経験したが、両方とも素晴らしい体験だった。

 

2.海外インターンとは?

インターンとは、もともと学生が特定の就業体験を積む期間や制度の事を指す。つまり海外インターンとは、その就業体験を積む場が海外である、ということだ。

2−1.留学との違い

当然、留学とは色々異なる。留学の目的はあくまで学ぶこと。まずは学校への合格を目指し勉強することになる。入学後も生活の中心はキャンパスであり、あくまで学生という立場になる。

一方インターンは、(程度の差はあるが)働くことが目的だ。どの業界や企業で働きたいのかを考え、インターンのポジションを手に入れなければならない。入社後の生活の中心は職場。インターンといえどその企業や団体を代表する社会人としてみなされる

一言で言えば、あなたは海外で「学びたい」のか、それとも「働きたい」のか。とてもシンプルな問いだが、意外とこの質問に答えられない人が多い。

ただ海外就職とは違って、留学の要素もうまく取り込めるのがインターンの良さでもある。両方経験したい!という人にはまさにぴったりの仕組みだ。どちらの要素を大きくしたいかは、インターンの種類による。

 

2−2.海外インターンの種類

では、海外インターンにはどんな種類があるのか。比較検討する際の軸は以下のものが考えられるだろう。

■短期?長期?

まずはインターンの期間だ。日本では1日からインターンができるが、海外インターンは最低3週間〜3ヶ月くらいが目安となる。どちらかというとボランティアに近い。語学力が心配な人、その分野のスキルや経験が浅い人に向いている。

長期の場合、3ヶ月〜1年くらいが目安になる(ビザによって滞在できる期間が変わるので一概に言えないが)。あるていど語学力やスキルもあって、将来は海外就職をしたい、キャリアアップにつなげたいという人が多い。

■有給?無給?

インターンは無給(ボランティア)と思っている人がいるが、そんなことはない。最近は有給のインターンも増えている。長期のインターンは有給のものも多く、ほぼ海外就職と変わらない経験を積むことができるだろう。しかし、それだけ求められるレベルが高いということを忘れてはいけない。

小学とはいえ報酬があれば、それなりに生活費の足しになる。海外に行くには何かとお金がかかるもの。もし語学力とスキルが揃っているのならば、積極的に有給インターンのポジションを狙ってみてはどうだろうか。

■ビジネス系?国際協力系?

海外インターンには様々なプログラムが用意さているが、大きくはビジネス系と国際協力系に分けることができる。

ビジネス系はホテル、マーケティング、会計事務所、メディア、アパレルなど多岐にわたる。

国際協力系は、NGOや公的機関での募集が多い。途上国の子どもたちの教育環境整備やヘルスケア、環境問題、経済開発など、こちらも多岐にわたって様々なプログラムが考えられる。

どのプログラムを選ぶかは、どの国で働くかにも関わってくる。ビジネス系であれば、やはり欧米やオーストラリア、シンガポールなどの先進国が多い。一方国際協力系は、舞台は途上国になるだろう。

短期インターンであっても、最低3週間はその国に生活することになる。海外に慣れていればまだしも、初めての人にとって生活環境はとても重要な項目だ。プログラムは国とセットで考えてほしい。

■自力?エージェント?

最後に、自力でインターンに行くか、エージェントの力を借りるのか。

これはもう本当、自分次第だと思う。エージェントの魅力は、お金で効率さを買えること。何もわからない状態からアドバイスをくれ、実際に企業の紹介やビザの手配まで色々としてる。

自力で行くにせよ、いくらかのお金はかかるもの。これを費用ととるか、投資と考えるのか。もしバンバン自分に投資したい!というのであれば、エージェントを使うのもオススメだ。

(※海外就職の話になるが、別記事『人材紹介会社を使う前に知っておくべき2つのこと』に、エージェントを使う際のメリットも書いているので参考までに。)

 

ちなみに私は短期・無給・国際協力・自力でインターンをした。詳細は後編の体験記にへ続く。。。

1985年生まれ 東京都出身

経営コンサルティング会社へ新卒で入社。その後シンガポールの現地法人へ転職し採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、アジアの若者の日本就職支援に携わったのちフリーランスとして独立。現在は開発コンサルタントとして国際開発援助やソーシャルビジネス支援に従事。