「海外で働きたい!でも何から始めたらいいかわからない」、という方のためにとても重要な話をしたいと思います。

notebook and pen

自己分析

学生時代に就職活動をした方であれば、お馴染みの言葉ですね。

海外に行くぞスイッチがONになると、すぐ航空券をポチッと購入したくなりますが、焦って順番を間違えてはイケません。

自己分析は転職する際に重要な儀式だと思いますが、海外で働く場合は特に大事なんじゃないかと思います。

なぜならしばらく海外にいると「私は今ここで何やってるんだ!?」と、一度は絶対ブレるからです。海外でブレると結構めんどくさいです。

またこの作業を怠ると、希望の職種につけない可能性があります。自分が望まない仕事を続けるとあんまり楽しくないですからね。

 

なぜ海外で働きたいのか?

まずはテンションが上がりそうな新しいノートを買い、「なんで海外で働きたいのか?」と書いてみましょう。

そして思いつくままに自分の答えを書き出します。

「小さい頃から行きたかったから」
「英語を使って仕事をしたいから」
「多様な価値観の中で仕事がしたいから」
「もっと稼ぎたいから」
「もう何もかもが嫌になって現実逃避したいから」

ポジティブな理由でもネガティブな理由でも、どちらでも良いです。

誰かに見せるものではありませんので、とにかく自分に正直に思い浮かんだ理由を書き出します。

5個以上理由が出てきたら、その中で特に強く惹かれる理由TOP3を選びます。そうすると、次の具体的なアクションが見えてきます。

 

「なぜアジアはそんなにも私を呼んでいるのか?」

私の場合、そもそも最初からアジアで働きたいと思っていました。
なので、

「アジアの発展途上のエネルギーに満ち溢れている感じが好きだから」
「学生時代に抱いていた“アジアの若者に教育と雇用の機会を提供したい”という夢を実現したいから」

といった理由が思い浮かびました。

すると
「じゃぁ、アジアの中では新興国で人やビジネスが溢れている国はどこだ?」
「ならば業界・業種は教育とか採用とか、人事に関することにしよう!」

具体的な国とか業種が見えてきたのでした。

 

なぜ日本じゃダメなのか?

しかし、思い浮かんだ理由は上のようなポジティブなものばかりではありません。

そう、「なんで日本じゃダメなのか?」という、一瞬ネガティブとも取れる理由たちです。

人が転職を考える際、プル要因プッシュ要因があると言われます。

プル要因とは、新しい仕事に挑戦したい!と思わせるような、自分を引きつける魅力を指します。

一方プッシュ要因とは、今の職場から出たいと思うわせるような不満を指します。

海外に行きたいのは、日本から逃げたい、いや、今の状況から逃げたいだけなんじゃないか。。。

「新卒でこの会社に入ったのは良かったけど、この先もずっとこの仕事をしたいのかな。。。」
「このまま歳をとると、一生海外に行くチャンスが訪れないんじゃないか。。。」
「”いつ結婚するの?”と周りに言われるのはもうこりごりだ。。。」

私ももれなくプッシュ要因が思い浮かびました。

仕事環境やプライベート事情も含め、本当に海外に転職したいのか悩みました。

色々理由はありますが、結局とても焦っていたんだと思います。

一度は本気で国際公務員を目指したのに、このまま消化不良で終わっていいのか?

それを確かめたい。今の決断が成功か失敗かわからない。でも、自分の気持ちを確かめるために、私は海外で働くんだ。

自分の中で、これでいいんだと言える確証をとにかく早く手に入れたかったんだと思います。

29歳の誕生日に「よし、海外で働く」と決意し、その2ヶ月後にはシンガポールで働くことが決まっていました。

今振り返ってみると、ノートに書き出した理由なんて結局後付けだったのかな、とも思います。

 

まとめ

海外で働きたい!と思ったら、それは自分の中で小さな変化が起こり始めているサインです。

せっかくならば、国や求人票を見る前に、まずは自分自身を見つめてみてはいかがでしょうか。

じっくり向き合った結果、やっぱり海外は違うな、でも良いし、とにかく行きたい!でも良いと思います。

新しいノートと一本のペンが、あなたを世界へ連れて行ってくれるかもしれません。

1985年生まれ 東京都出身

経営コンサルティング会社へ新卒で入社。その後シンガポールの現地法人へ転職し採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、アジアの若者の日本就職支援に携わったのちフリーランスとして独立。現在は開発コンサルタントとして国際開発援助やソーシャルビジネス支援に従事。