m020428 (1)

 

海外就職の相談をしてくる人は、男女の割合で言うと圧倒的に女性の方が多いです。年齢は30歳前後で、仕事もバリバリこなす、エネルギーに満ち溢れている、そんな感じの女性です。

彼女たちは一見順風満帆な人生を送っているように見えますが、実は誰よりも悩んでいたりします。周りに共感してくれる人がおらず、一人で悶々と悩んでいます。

彼女たちは何をそんなに悩んでいるのか。そしてなぜ海外に答えを求めるのか。20代後半で働き盛りを迎える女性たちの声を代弁したいと思います。

 

30歳に近づくにつれ増えてくる「結婚しないの?」の声

以前、『それでもやっぱり日本人が海外へ行った方が良いと思う理由。』にも書いた通り、私が海外就職を決めたのは29歳の誕生日でした。26歳で遅咲きの社会人となって、2年9ヶ月くらい経った頃でした。仕事にもやりがいを感じており、職場には何の不満もありませんでした。

ただ、中長期で見た時の「キャリア」と「結婚」については、何となくの焦りを感じていました。そろそろ結婚しないと世間的にダメなのかしら?と思いながらも、やはり気になるのはキャリアの方。20代前半に盲信していた結婚への憧れも次第になくなり、まぁ時期が来れば本気で結婚の事を考えるでしょ、今はキャリア優先!くらいに思っていました。

ただ、めんどくさいのが居酒屋で必ず聞かれる「結婚しないの?」という質問。すれ違えば”How are you?”ばりの勢いで毎回質問されていました。

特に、「結婚はいいぞ!」と押し付けてくる既婚者からこの質問をされるのが、嫌で嫌で仕方ありません。真面目に回答したとしても、それは相手が望む答えじゃないし、「逆に結婚の何がいいんですか?」とか聞いた日には卑屈者扱いされます。

信念があれば「まだ結婚はしません」と開き直れるのですが、自分でもわからないくらいだから開き直ることもできません。

私の場合、とにかく「早く結婚しろ!」という日本社会の無言のプレッシャーから逃げたくて海外就職に走ったというのも理由の一つでした。

 

 海外に出て「結婚」の無言の圧力は減ったか

結論から言うと、海外に出て結婚の無言の圧力は減りました

シンガポールで働き始めてすぐ気づいたのは、私と同じような女性が多いこと。特に現地採用組(自分の意思で海外就職している人)は27〜35歳くらいの独身が多く、私と似たような価値観を持っています。だから、お茶をしても飲み会の席でも、話題の中心はキャリアについて。

特に私たち20代の現地採用組女性は、駐在で来ているオジサマがたからすると不思議な生き物らしく、「なんでわざわざ現地採用で海外で働いているの?」と鉄板で聞かれるようになりました。

「いつまで海外で働くの?」「将来は何をしたいの?」と聞かれるうちに、キャリアについて考える機会が多くなります。それは私にとっては「何で結婚しないの?」よりよっぽど心地良い問いでした。

そーゆー意味では、海外で働いていた期間は、結婚は置いておいて、自分自身のキャリアについてゆっくり向き合える貴重な時間だったと思います。

日本に帰ってきた今は・・・

さて、そんな私も予想以上に早く日本に帰国することになります。年齢は31歳。年だけ考えれば、以前よりも結婚へのプレッシャーが高まっているはずです。

相変わらずおじさまたちは「結婚しないの?」と聞いてきます。しかし、今では「はい、まだしません。」と堂々と開き直れるようになりました。考えてみれば、開き直れたのは結婚のことだけじゃありません。キャリアや人生の色々なことに対して素直になれるようになりました。

なぜ素直になれたかというと、やはり海外就職をしたことが大きいと思います。

あの時海外に転職せず、新卒で入社したコンサルティング会社にいたら、表向きの響きは良かったです。それに、安定した給料をもらい、リア充な生活を送れたでしょう。

でもそのままだと、きっと周りからの評価を気にし続ける人生になってたいたんじゃないかと思います。結婚する、しないも含めて。

まとめ

30歳で一度レールを外れてしまった私は、これまで積み上げてきたものにしがみつかなくていっか!と思えるようになりました。自然に肩の力が抜けて、素の自分を受け入れられるようになりました。

もしあなたが結婚やキャリアで迷い、海外就職に何かしらの答えを探しているのならば、ぜひその一歩を踏み出してみてください!きっと何かしらのヒントを見つけられるはずです!

 

・筆者Facebookアカウント http://www.facebook.com/rie.oshima.520(フォローしていただければ、最新の記事をタイムラインにお届けします)

1985年生まれ 東京都出身

経営コンサルティング会社へ新卒で入社。その後シンガポールの現地法人へ転職し採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、アジアの若者の日本就職支援に携わったのちフリーランスとして独立。現在は開発コンサルタントとして国際開発援助やソーシャルビジネス支援に従事。