今日は
- 英語の勉強が続かない
- ましてやIELTSの勉強なんてもっと続かない
という方に向けて、習慣化の法則をどう英語学習に当てはめれば、IELTSの勉強も続くのかについて解説したいと思います。
「人生は習慣で決まる」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。特に英語なんてもう「習慣化」以外の何ものでもありません。
結局いかにコツコツ継続して英語に触れられるかが、英語力が身につくかどうかのカギです。
本記事では、世界中で大ベストセラーになっているジェームス・クリア氏による“Atomic Habits”『複利で伸びる一つの習慣』で紹介されている習慣化のコツをもとに、いかに英語学習、IELTSの勉強習慣を確立できるかについてご紹介します。
実際に私が実行して効果的だったものと、やってみたけどいまいち習慣化できなかったものなど具体的に紹介しますえい。
英語学習の習慣化5つのコツ
お伝えする習慣化のコツは次の5つです。
- make it obvious はっきりさせる
- make it attractive 魅力的にする
- make it easy 簡単にする
- make it satisfying 満足感を与える
- Identiry-based habits 目標ではなくアイデンティティにアプローチする
① make it obvious はっきりさせる
習慣を作る1つ目のコツは、”make it ovbious” はっきりさせること、です。
これは、習慣化したい行動を「いつ・どこで・何をするのか」と、あらかじめはっきりと決めておくということです。
例えば
- いつ:朝仕事に行く前に
- どこで:会社の隣にあるスタバで
- 何を:リーディングの問題を一題精読する
とか、
- いつ:お風呂に入っている時に
- どこで:湯船の中で
- 何を:スピーキングのPart 1の練習をする
みたいな感じです。
こんなふうにあらかじめ時間と場所とやることを決めておくことで、その時間・その場所にいると自然と勉強をする習慣がついていく、ということです。
普段意識していないですけど、確かにこの「場所と時間」って習慣に紐づいていますよね。朝起きて洗面所にいけば何も考えずに自然と顔を洗ったり歯を磨いたりできる。何の労力も使わずできるわけです。
「何時になったら・どこで・何をする」と条件を固定することで、脳はその行動に早く慣れていきます。これが、習慣化の一つ目のコツです。
Habit Stacking: 今ある習慣にくっつける
そこで著者は「今ある習慣にくっつけなさい」というhabit stacking というやり方を推奨しています。
例えば私の場合、毎朝必ずお化粧をします。これは確実に毎朝することで、時間も場所も決まっている「習慣」です。
すでに確立しているこの習慣に新たに英語習慣をつけようと、化粧をしながら大好きなMel Robbins の Podcast を流すようにしたんです。
そしたらなんと!びっくりするくらい簡単に毎朝のリスニング習慣を得ることができたんです。「頑張って習慣化しよう!」みたいな苦労を1ミリも感じることはありませんでした。
- いつ:朝、お化粧をしている時に
- どこで:リビングで
- 何を:Mel Robbins のPodcast を聴く
「いつ、どこで、何を」がかなり明確です。
これが「早起きしてpodcast を聞こう」と、全くの新しい習慣を作ろうとしてたら3日坊主になっていたと思います。今すでにやっている習慣にくっつけたからこそ、楽に続けることができました。
② make it attractive 魅力的にする
コツの2つ目は、習慣として身につけたい行動そのものを魅力的にする、ということ。
本の中で私が実際に実践して効果があると感じたのは「自分が望ましいと思う行動が普通の行動である文化に参加する」というやり方です。
例えば私は「月に最低でも5~6冊本を読む」習慣があるのですが、昔は全然本を読む習慣がありませんでした。
そんな私がどのようにこの習慣を身につけたかというと、新卒で入社したコンサルティング会社の社員が全員読書習慣を持っていたから。
先輩コンサルタントはみんな月に10冊以上読んでるし、オフィスの至る所にも本が積み上がっている。本を読むのが当たり前の文化でした。
IELTSとか英語学習に置き換えると、やっぱり勉強仲間だと思います。今の時代はSNSでも繋がれるし、塾に入るのでもいい。
例えばUtoGoでいうと、IELTSなら働いている人でも月80~100時間勉強するのがもう当たり前。「毎日1〜2時間は勉強するのが普通」というコミュニティになっています。
この本でも「結局人は周りにどう思われるかを気にするから、見張りの人を置くのは効果的」と書かれています。
コミュニティや仲間、コーチの力を借りて英語を勉強するのが当たり前の環境を作っていきましょう。
③ make it easy 簡単にする
習慣を作るコツ3つ目は、簡単にすることです。具体的に言うと、最初は小さく始めること。
この本の英語のタイトルは “atomic habits”ですが、「atomic」には原子のように極めて小さい、(原子力のように)極めて強力という2つの意味があります。
つまり、atomic habits とは、簡単にできる小さな行動ですが、勢いを生み出すため、長期的に大きな影響を与えるということです。
- 単語を5つ覚える。
- リーディングを1ページ読む。
- 一文だけ英語で日記を書いてみる。
- 2分だけ英語のポッドキャストを聞いてみる。
結局人はやり始める時に一番エネルギーが必要で、一旦やり始めちゃうと意外にノリノリで続けられたりします。ですから、とにかく最初の一歩を小さくしてやり始めることが何より大事。
繰り返し回数をこなすことで脳への負担が小さくなり、ほぼエネルギーを使わずにできるようになります。
「やる気がたまったら行動にうつす」ではなくその逆で、「行動にうつすとやる気が後からついてくる」のです。
逆によく挫折してしまうパターンが
- (仕事がある日も)毎日5時間勉強しよう
- 単語を1日100個覚えよう
- 毎日一ページ日記を書こう
のような、かなり重いタスクから始めようとしている人です。
まずは「これでもか!」というくらい小さなことから始めていきましょう。どんなに小さくてもゼロではない日を続けることが大事です。
④make it satisfying 満足できるものにする
これまでお伝えした3つのコツが、習慣化したい行動を「始める」ためのコツであるなら、4つ目はそれを「続ける」ためのコツです。
「もう一度やりたい」、「明日も続けたい」と思えるためには、その行動から即座にご褒美をもらえるように設計することがポイントです。
例えば
- 勉強の記録をとる
- 英語勉強そのものを楽しくする
- 勉強直後に小さな達成感を味わえるようにする
などが考えられます。
行為そのものを楽しくするには、やはり自分が好きなこと、得意なこと、興味のあるものと結びつけるのがおすすめ。
私の場合、朝20分のリスニングの習慣化が定着したのも以下の2点を満たしていたからだと思います。
- 自分の好きな Podcast (好きな人、好きなテーマ)を聞いている
- 内容そのものが面白いので、聞いている最中から満足感を得られる
終わりよければすべてよしという言葉があるように、結局「今日もこの行動をして良かった」という満足感で最後が終われると「次もやってみよう」と思えます。
この「次もやってみたい」と思えるかどうかが継続のコツです。
またもう一つのポイント「勉強直後に小さな達成感を味わえる」に関しては、勉強の記録をつけることをおすすめします。
達成感を味わうには「見える化」が重要です。
なので、
- 今日やる勉強内容をTODOリストに書き出す
- 終わったら二重線で消す
- Googleカレンダーやアプリに学習時間を記録する
- 解いた問題集のページ数を記録する
- 覚えた単語数を記録する
など、実際の行動を記録していってください。
一つ一つの行動は小さく見えるかもしれませんが、こういう小さな達成感を積み上げる作業が自信につながっていきます。
「これだけやったから大丈夫」と思える自信は、IELTSの試験直前に訪れる不安な時期に必ず味方になってくれます。ぜひ見える化して、記録を捨てずに取っておいて下さい。
⑤Identiry-based habits 目標ではなくアイデンティティにアプローチする
5つ目のコツは「自分は何のために英語を勉強しているのか?」と目的を思い出すこと。
多くの人は「IELTS 6.5 をとる」といった目標を立てると思いますが、それだけではあまり役に立ちません。
実際に「IELTS 6.5 をとる」と目標を立てた人の中にも、実際に達成した人と出来なかった人がいるわけで、 IELTS 6.5という目標そのものにあまり力はありません。
著者は「Goal(目標)よりも identity(アイデンティティ)にフォーカスすべき」と言っています。
つまり「IELTS で6.5をとる」という目標を立てるよりも、「私はすでに英語勉強が習慣化している人」というidentity を持つ方がよっぽど効果的ということ。
IELTS 6.5を持っているということは
- 継続的に努力できる人
- 目標から逆算してPDCAが回せる人
- 弱い自分に向き合える強さを持っている人
- 世界で活躍するだけの英語と教養が身についている人
の証明なわけです。
「そんな人間に自分もなりたい」という気持ちに立ち返ると、目の前の誘惑に負けてサボることが少なくなります。
実際にUtoGoの生徒さんで6.5を達成した人たちは、口を揃えて「途中で投げ出さずに最後までやり切れる人間になりたい」とか、「留学を夢で終わらせたくない」など、どのような人間でありたいかを明確に持っている方達です。
英語ならびにIELTSと 習慣化はとても相性が良いです。何か一つでもピンときたものがあれば、ぜひ行動に移してみてくださいね。