こんにちは。まじめです。
先日書きましたIELTS目標スコア取得について、今回は勉強法の全体像について考えたことを書きます。
まず、勉強法については勉強を進める上での体験をもとに書いているため、目標スコアを取得した後に整理し、自身で確立した勉強法ではありません。そのため、参考にならない点が多いかもしれませんが、凡人が色々試行錯誤しながら目標スコア取得を目指しているプロセスで、少しでも気づきがあればと思い書いております。お読みいただき、少しでも何か気づきがありましたら幸いです。
ではみなさんご存知だとは思いますが、はじめにIELTSとは何かです。
IELTSとは
IELTSは、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど120カ国、約6,000の機関が採用し、年間250万人が受験する、世界的に認められた英語運用能力試験です。アメリカでは、約3,000校の大学がIELTSを採用しているとのこと。ちなみに、日本の受験者数は約3万5千人。
日本も近年、大学受験の際にIELTSのスコアに応じて受験免除や、英語のテストを満点換算する大学が増加しているようです。IELTSのスコアを向上させる事で、大学受験を有利に進めたり、国外の大学入学を選択肢に入れたり等、選択する幅が広がりますね。私が現在高校生なら、絶対にIELTSの勉強をします!
参考ですが、私が調べた他の英語試験の受験者数を以下に書きます。TOEICの受験者数は全世界で約700万人。その内、日本は240万人、韓国が200万人と言われています。TOEFLの受験者数は全世界で約80万人。その内、日本は約8万人。
IELTSはまだまだ日本の受験者数は非常に少ない印象ですが、世界的には認められている試験となっています。
まずは現在の姿(現在の実力)を知る
本題の勉強法に話を移します。
勉強をする際にはどこかのスクールに通うか独学かを決める必要があります。私は基本的に独学で、なるべくお金をかけずに勉強しようと決めました。
独学で勉強する際は、目標スコアまで最短で到達できる勉強法を自分で考える必要があります。その勉強法を決める際には、よくビジネス研修で聞く「あるべき姿」と「現在の姿」とのギャップが「課題」という考え方が参考になると思いました(図1)。IELTSの目標スコア取得で置き換えると以下になります。
- 現在の姿=現在のIELTSスコア
- あるべき姿=目標スコア
- 課題=あるべき姿に到達するための勉強法
まずは自分の現在の姿(現在の実力)を知る事から始めます。
そのためにはIELTSを受験し、スコアを知ろうと思いテストを調べると、受験料がめっちゃ高い。約2万5千円。これを何回も受けるのはテストの結果を見るのと同じくらいの大ダメージになると思い、まずは市販のIELTS対策本を使い現在の実力を測ることに決めました。
購入した本の模試部分を使ってListeningとReadingのテストを実施しました。(WritingとSpeakingは未実施)ちなみに、IELTSの試験はReading、Listening、Speaking、Writingの4パートに分かれています。
結果はListenig、Reading共に4.5点。4.5という数字は、TOEICテストスコアに換算すると、500点〜550点ほどの目安となるようです。過去のTOEIC受験時の点数はそんなものだったので妥当だなと納得。
あるべき姿を知る
一方「あるべき姿」はなにか。「IELTSのスコア6.5を取得する事」になりますが、取得するための勉強法を考える事が目的のため、「どのような状態になれば目標スコアに到達するか」を考えたいと思います。
参考にしたのは過去問の分析です。過去問を分析することで、どのセクションにどのような能力が必要かわかる。まさに「あるべき姿」です。それをざっくりまとめたのが以下です。
- Reading:問題文を早く読み、要旨を理解する力
- Listening:音の意味を素早く理解できる能力(これは後で書きます)
- Writing:論文作成に必要な型で文章を書く力
- Speaking:課題に対して正しい文法、単語、発音で伝える事ができる
非常に抽象的な回答になってしまいました。。参考にならないですよね。何が言いたいかというと、小手先の勉強では通用せず英語の総合的な能力が求められるということです。ただ、セクション毎に傾向やテクニックはあると感じたため、英語の総合力を伸ばすとともに、試験対策も実施していく事に決めました。
勉強法は性格も知る事が必要
では「現状」と「あるべき姿」の間の課題を考えるため、最短で目標スコアに到達する勉強法を探すために、様々な英語勉強法やブログを読みました。しかし、わからない‥‥。本やブログは納得する部分が多く、非常に参考になりましたが、なにかしっくりこないんです。
なぜしっくりこないかを考え続けていたところ、ある貸してもらった本を読んで理由がわかりました。「勉強法には性格も考慮する必要がある」。これだ!!
勉強法に性格が関係するとは今まで全く考えた事がなかったです。まさに目からウロコです。早速勉強に関連する自分の性格を整理してみると、以下のとおりになりました。
- スコアアップまでの勉強法の全体像を理解したい
- 今勉強している事が、どのセクションの点数アップに繋がっているか納得しながら勉強したい
- 1日の勉強時間の予定と実行時間管理をしたい
- 使用する教材は吟味したい
- 飽きっぽい
要約してみると、全体像を理解して、こだわった教材を使い、どのセクションを強化しているか納得しながら時間を意識して勉強したい。そして飽きっぽい。
なんじゃそら!めっちゃ面倒くさい人物やないか!!と思いましたが、数十年付き合ってきたこの性格を変えることはできない。しょうがないんですよ。
ということで、まずは自分なりに考えた勉強法の全体像を考えてみました。実際勉強する中で変化することはあるかもしれませんが、仮でも決めないと勉強を開始できないため作りました。それが以下の図です(図2)。
勉強法の全体像
英語を勉強する際に必要なパートは大きくわけると3つに分かれると考えました。
1つ目は最下段の英語基礎能力。2つ目が各セクションのセクション基礎能力。3つ目は各セクションの傾向に対応するIELTS回答能力。
まずは英語基礎能力について。各セクションについては次回以降で1つずつ書いていきます。
英語基礎能力はさらに3つに分かれて、単語、文法、発音です。この能力が1つでも欠けてしまうとIELTSでの目標点数には到達しないと思いました。単語は理解しやすいと思いますが、文法はなぜか。
例えばWritingセクションを解く際に文法がわかっていなければ正しい文章を作る事ができない。Speakingも同様ですね。海外旅行であれば、文法は関係なくジェスチャーと単語だけで意味を伝える事は可能かもしれませんが、試験でそれをやると、当然容赦なく低い点数をつけられます。そのため、文法は理解していないと全てのセクションに影響してきます。
また発音はどうか。「あるべき姿」ゾーンで、リスニングの対策を「音の意味を素早く理解できる能力」と書きましたが、そこに通じてきます。
そもそも、リスニングができることの定義は「話している人の話が理解できる」です。ではさらに「話している人の話が理解できる」を分解してみると、2つに分けられるみたいです。
第1段階:音が聞き取れている
第2段階:意味がわかっている
リスニングができる人が必ず言うセリフは「発音できない音は聞き取れない」。これを私は、自分が発音できないと単語の音が理解できないため、上記の第1段階を行うためには難しいと理解しています。
例えば、Appleという単語はアップルではなく、アッポーと聞こえます。これを自分がアップルだと思って聞いていると、アッポーという音が聞こえた時にAppleと紐付けできない。だから音が聞き取れないという意味です。
それらの音が聞き取れるようになった後に、第2段階の意味がわかっているという状態になるように努力する事が大事だと思います。
私は発音スクールに通っていたおかげで、発音はある程度できます。そのため模試のリーディングセクションを分析すると音は聞き取れている状態でした。ただ、第2段階まで達していないため、正答数が非常に少ない。これを改善しないと試験で高得点は取れないため、リスニングセクションは、まずは第2段階になる事と試験対策を同時並行で進めていこうと考えています。
勉強法を考えた感想と今後
長々と書いてきましたが、「とにかく必死に基礎能力向上と試験対策をしないと目標点数に到達しない。やばい。」というのが正直な感想です。次回以降は、勉強法の全体像を進めていくための具体的な教材や各セクションの勉強法を書いていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
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