インタビュー企画の第6弾は、1年と5カ月かけてIELTS OA 6.0 を取得された S さんの体験談です!
試行錯誤を繰り返し、最後まで諦めずに勉強をつづけたSさん。入塾当初のレベルチェックでは OA 4.5 でしたが、そこから1年5カ月かけて、OA6.0までスコアを伸ばされました。
IELTSの勉強を始めた当初は「最短でスコアアップ!」という魅力的な文言に惹かれ、つい楽なほうに流れそうになってしまった。でも「そんな甘いはずはない」と考えを改め、自分を厳しく律し、最後まで駆け抜けたSさん。
IELTSの勉強は、英語だけでなく勉強や人生に向きあう姿勢までもが変化したと語ってくれました。
まだ20代前半なのに、そうとは思えないプロフェッショナルな姿勢に感動しました!貴重なインタビューをぜひ参考にしてください!
Sさんプロフィール
- 氏名:Sさん(20代)
- 職業:大学生
- 留学予定先:イギリスの大学院準備コース
- UtoGo Academy在校期間:1年5カ月
- 受講サービス:IELTSマンツーマン・学習コーチング+大学院出願サポート・コンサルティング
- 授業回数:合計77回 ※志望動機書作成サポートは除く
Sさんの IELTSスコアの変遷
OA | R | L | W | S | ||
2021年11月 | 4.5(仮) | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 入塾時のレベルチェックでは4.5からスタート |
2022年5月 | 5.5 | 5.5 | 5.5 | 6.0 | 4.5 | 勉強を初めて半年。初の試験でOA5.5を取得。 |
2022年9月 | 5.5 | 6.0 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 4か月後に再受験するがOA5.5と変わらず |
2022年12月 | 5.5 | 5.5 | 6.0 | 6.0 | 5.0 | 3度目の受験でもOA5.5と変わらず悔しい想いをする |
2023年3月 | 6.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.5 | 最後と決めて受けた試験で目標の6.0を達成。Rは6.5まで伸びる |
IELTSの問題集を開くも、すぐに閉じることに
―なぜ IELTS の勉強を始めたのですか?
元々大学を卒業したら海外の大学院に進もうと思っていました。とりあえず IELTS を勉強しなければと思い図書館に行って問題集を開いたのですが、解き始めてすぐに本を閉じました(笑)。
あまりに難しすぎて、これは独学では無理だと思いました。すぐに IELTS の塾を検索して、UtoGo Academyを発見して入塾しました。
―確かに、IELTSを初めて解いたときは僕も衝撃が走りました。そんな S さんですが、リーディングは 4.5 から 6.5 まで、2.0もスコアを伸ばしています。どのように勉強していましたか?
精読、音読、パラグラフリーディングのサイクルを繰り返す
リーディングは結構得意だったんですけど、精読、音読、パラグラフリーディングの3つのサイクルを繰り返していました。それ以外、特別なことはやってないです。
―めちゃくちゃ模範的な回答ですね(笑)。効果はありました?
はい。僕は特にパラグラフリーディングが苦手で、段落ごとのメッセージを見抜くのが苦手でした。「要約して」と言われた時に、ちょっとつまったりして。Ringoさんにも「要約が課題だね~」とよく突っ込まれていました。
なので IELTS 対策に本格的に入る前に、もう一度パラグラフリーディングを復習しました。
トピックセンテンスを探したり、「なんでこれがトピックセンテンスなんだろう?」とか自分なりに考えたり。そんな風に訓練してたら IELTS の問題も解きやすくなって、内容もすらすら入ってくるようになりました。
最後に音読しながら、いちいち日本語に変換しなくても意味が取れるかを特に注意してやりました。
適当にごまかしそうになりそうな部分とか、ちょっとでも詰まったら一回止めて、精読し直して、パラグラフリーディングをやり直すというのを繰り返しました。
IELTSは学術的な内容だから最初は難しかったです。でも要約はリーディングの中で一番弱点だと分かっていたので頑張りました。
―すごい! 音読はやはり意味ありました?
すーーーーごい意味ありました(笑)。自分で声に出して文章の意味を理解できるか。理解するスピードを上げるには、音読が一番効果あると思います。
シャドーイングだとただ音を真似するだけだから、わかったふりが出来るじゃないですか。自分に嘘をつけるというか。
でも結局勉強してるのは自分なんで、この文型が苦手だとか、こういうタイプの文章問題が不得意とか自分が一番よくわかってる。
それをわかったふりしても意味ないなって。自分が出来ていない部分をわかってるんだったら、それをやれば弱点克服になりますよね。
―その通りですね。ちなみに音読はどの教材を使っていましたか?
基本的に全部の教材で音読していました。最後のほうはIELTSの公式問題集が中心でした。
―IELTSの音読って結構しんどくないですか?
しんどいです。でも音読は嫌いじゃなかったし、読めるようになるのが嬉しくて。続けて良かったと思います。
シャドーイングを3回繰り返してリスニング力を強化
―リスニングは何をしていましたか?
リスニングは問題を解いて、精読して、後はもうずっとシャドーイングですね。シャドーイングは3回に分けてました。
- 1回目は何も見ずに聞いて、わからないところもとりあえずシャドーイング。
- 2回目はスクリプトをみながら1.5倍速で聞いてシャドーイング。
- 最後3回目は、等速で何も見ずにシャドーイングする。
2回目に1.5倍速にするのは、速い音声に耳が慣れれば、普通のスピードに戻した時に聞きやすくなるんじゃないかと思ってやっていました。
シャドーイングは、リーディングの3サイクルが出来るようになってからやり始めました。
―リーディングをしてからリスニングをやった方が意味があったということですか?
そうですね。口から音を発するという意味では音読と一緒だと思います。聞こえてくる音声を真似しながら、言っている内容の意味を意識して。最後の方はほぼ聞き取れるようになりました。
最初はリスニングが一番自信がなかったんです。そもそも問題文を読む力がなかったので、試験中に英語が聞けても問題が解けない。
でも勉強し始めて9か月くらい経って、2回目のテストを受けた頃にはリーディングも大分出来るようになっていて。
インスタとか YouTube でシャドーイングの動画を調べて、色々試した結果3回のサイクルが一番はまりました。それと同時にリーディングの3サイクルもタイミング良く確立できたのが良かったんだと思います。
100本ノックで鍛えた Task 2のライティング力
―ライティングは一回目の受験から6.0と、高いスコアですね。
ライティングに苦手意識はなかったですね。IELTSのライティングって型が決まってるじゃないですか。特にTask 1とか。
グラフも色々ありますけど、ちゃんと変化を分析できれば、あとは自分が持っている表現に落とし込むだけ。試験の3~4カ月前までは「こう言いたいときは、どんな表現があるのか?」を調べて、ひたすら溜めていました。
―Task 2はどう対策していましたか?
Task 2は正解・不正解があるタイプの問題じゃないので、設問を見たときに自分の考えをどう論理立てて書けるかを練習しました。
最初の頃は、アイディア出しや構成を考える段階でけっこう躓いていたと思います。
―構成を組み立てる、つまりは論理的思考が苦手だったということですか?
そうですね。英語の表現を覚えるのは結構得意だったんですけど、考えて、ちゃんと構成を組み立てられるようになるのに、一年くらいかかりましたね。
―どうして出来るようになったんですか?
UtoGo Academy 主催の100本ノック(※5分間で構成だけ考えるのをひたすら繰り返す企画)に参加したのが大きかったですね。量をこなすことによって感覚がなんとなくつかめるようになりました。
暗記を卒業して、考えるスピーキングへ
―スピーキングは一番苦戦した感じですか?
スピーキングは苦手でした。最後まで苦労しましたね。4回受けた中で、満足に喋れたのは最後の一回だけ。それでも全然喋れなかったですけど。
―何が課題でしたか?
瞬発力だと思います。なんかこう…思考が停止する感じ。正しい答えを言おうとして黙ってしまうみたいな。
原因は準備不足だと思います。引き出しが足りなかった。なので、最後のほうはスピーキングの授業回数を増やしてもらいました。
スピーキングの授業ではトピック毎に予め質問が用意されていて、その答えを事前に考えてから授業に望む形なんですね。
でも、最初はその「考える」作業をちゃんとしてなくて。質問に対してどう答えるかという思考回路がなかったんですよ。
その場で答えを考えるんじゃなくて、暗記していた表現を記憶の中から探って何とか答えるという感じで、その先に進めない。
暗記だけだと限界だな、というのは感じました。
―確かにそうですよね。ほかに何か具体的にやっていたことはありますか?
UtoGo Academyの授業準備と、オンライン英会話を続けていました。あとは YouTube で模擬試験の動画を見てイメトレしていました。
オンライン英会話は IELTS 対策の教材で、パートごとに先生からフィードバックをもらう感じです。
―何が一番効果がありましたか?
やっぱり準備ですかね。授業の準備をする中で「こういう質問が来たらこう答えよう」「なるべく複数の文章で答えよう」とか、「語彙や文法は十分か?」「論理的に答えられているか?」などを意識していました。
トピック毎に話す内容をまとめてもいましたね。授業は普段の自習内容が全部試される場なので、すごい重視していました。
Part 3はライティングの Task 2に似ていたので、ライティングに頭を切り替えてました。なるべくアカデミックな語彙を使うように心がけていましたね。
「最短でスコアアップ」という言葉に惹かれたが、そんな甘いはずはない
―IELTSの塾は他にもあると思いますが、なぜ UtoGo Academyにしたんですか?
他の塾は「最短何ヶ月でスコアを上げます」とか謳っていたんですけど、UtoGo Academyのブログだけはそういうことが全然書かれていなくて。
「勉強はしんどいけど、やらないと達成できない」みたいな現実的なことばかり書いてあって、それが響きました。
―それが響いたんですか(笑)?
はい、何事もそうかなって思っているので。正直、他社の「最短で」という言葉に惹かれる部分もありましたけど、自分は野球をずっとやってきて、経験上「そんな甘いはずはないよな」と思いました。
それでとりあえず話を聞いてみようと思い、無料カウンセリングに申し込みました。
― Ringo先生のカウンセリングはどうでしたか?
IELTSにすごく詳しくて、プロの先生なんだな、という印象でした。目標スコアからの逆算で勉強時間がどれくらい必要か、何を勉強していかないといけないかなど、その場で分析してもらいました。
数字で語られると「このぐらいやらなきゃいけないんだ」というのが納得できました。一般論じゃなくて、自分に特化して、自分のためだけの全体スケジュールを引いてくれたのが良かったです。
僕は長期的に全体像をみるのが結構苦手だったので、この時期までにこのぐらいのスコアを取ってこういうふうに勉強して、って一つひとつ丁寧に説明してくれたのは、決め手だったと思います。
時間じゃなくて、本当に理解するまでやるのが大事
―受験勉強の期間を通して全体的に意識していたこと・行動していたことはありましたか?
勉強時間を確保することです。最終的に1,000時間以上は勉強しました。
でも、初めて IELTS を受験した後は勉強時間が落ちました。単純にモチベーションが下がっていたんだと思います。
テストが迫ってくると「やらなきゃ」ってなるんですけど、次に受ける予定が決まってないと「まだ時間あるし」みたいな感じになっちゃっていて。
―どうやってまた奮い立たせようとしたんですか?
朝早く起きて勉強してみたりしたんですけど、結局もう黙って机に座るっていうのが一番でした。
あと、普通に Ringoさんに叱られました(笑)。
「今そんな遊んでていいの?S君の留学とか将来の夢に対する想いってそんな程度なの?」みたいな、自分の心を見透かされているようなことを言われて。
言葉は厳しいけれど本質的で、自分のことをよく見てくれているからこそかけてくれた言葉でした。
そこで「俺、このままじゃダサいじゃん!」と思い、改めて奮起しましたね。
―わかります(笑)。Ringoさん普段は優しいけど、ガンガン本質ついてきますからね。だからこそ今までと違って自分が成長したなと思うことはありましたか?
モチベーションのコントロールというか、自分の気持ちと向き合うことができたと思います。
最初の10か月くらいは勉強時間を確保しなきゃという想いが強くて。とにかく勉強時間を確保するだけで、手段が目的化していましたね。
3回目の IELTS 受験が終わり目標期限まで一年を切って、「時間じゃなくて、本当に理解するまでやるのが大事なんだ」と気づきました。たとえ勉強時間が短くても、自分が理解できるところまで今日はやり切るというゴール設定に変えたんです。
「目的を心に決めて、決めたことはやる」と行動できるようになったのが一番成長した点だと思います。勉強することの本質に意味を見出したという感じでした。
自分で考え、決め、やり切る癖がついた
―最後に、UtoGo Academyに入塾して良かったことを教えてもらえますか?
Ringo先生が本気で厳しくぶつかってくれたというところですかね。
「なんで?何でそうなるの?ちゃんと説明して」ってしつこいくらい Why 攻めで(笑)。
―嫌になりませんでしたか?
なりましたよ(笑)。
でも冷静になって振り返ってみると「ああ、自分はここの考えを端折っていたな」とか反省 することも沢山ありました。
問題を解いていて感覚的に正解したりすることもあったんですけど、「それじゃあ再現性ないよね」と言われて。そこは厳しく指導してもらって良かったと思います。
授業中に厳しく指導して頂いたおかげで、自習の時も自分で深く掘り下げるようになったと思います。
―学習計画表はどうでしたか?
自分で決める癖がついたと思います。最初の頃は Ringo先生に計画を立ててもらっていたのですが、最後のほうは自分で立てられるようになりました。
自分で立てた計画だから嘘をつけないじゃないですか。やり切れてないのに、やったことにできない。
計画性をもってこなしていくという勉強のPDCAサイクルが回せるようになって良かったと思います。ここまで一日一日にやることを落としこんだのは初めてでした。
―私たちが伝えたかったことがしっかり伝わって嬉しいです。
あとは自分のレベルに合った教材や勉強項目を提案してくれるのがありがたかったです。
Ringoさんは「なぜその勉強が今必要なのか」をちゃんと説明してくれる。毎週、単語テストや文法の理解度確認テストがあって、自分は何が出来ていて何が出来ていないのか知ることができる。
むやみやたらに飛ばさず、辛抱強く段階を追って一歩一歩進めてくれるのがすごく良かったですね。
IELTSを頑張る皆さんへメッセージ
自分は IELTS に挑戦して本当に良かったと思っています。
僕は学生でしたが、社会人並みにアルバイトもしながらIELTSを勉強していました。私の場合、勉強・仕事・プライベートと複数のことを同時にやっていた方が効率的に動けるので、一日をどう有効活用しようかと常に考えていました。
勉強も仕事もプライベートも、やるのは全部自分。
怠けてしまえば全部自分に影響が出る。もし英語の勉強をさぼれば「さぼったなあ」という気持ちを引きずったまま仕事したり、友達と遊ばなきゃいけない。
だから全部に対して100%の力でやりきろう、自分には嘘をつかないようにしようと心がけていました。
―自分に嘘をつかないって、かなり強い自制心が必要ですよね。「IELTSは自分との闘い」だと私も思います。
自分は高校の時に、甲子園にしょっちゅう出場するくらいの強豪校で野球をしていました。その時もやり切りましたが、IELTS はまた別の意味でやり切った感があります。
野球は対戦相手がいますが、IELTSの敵は自分自信。自分に勝つことがどれだけ難しいか実感しました。
だからこそ、蓄積してきた勉強時間とか、目に見える数字(スコア)として成果がハッキリ出たのは嬉しかったですね。
「自分で打ち立てた目標を達成できた。ああ、やり切れたんだな」という自信がもてました。
―私たちも最前線で S さんの成長を見させていただきました。自分に負けず最後までやり切った姿、かっこよかったです!
それでは最後に、これから留学を目指す人にメッセージをお願いします!
一度留学する、そのために IELTS を勉強すると決めたなら、何がなんでもやりきってほしいです。
「こんな簡単な問題も解けないなんて自分ダサいな」とか思ったり、何回自分に負けても良いと思います。
遠回りしようがなんだろうが、やるときは必ずやる。自分に嘘をつかない。それが一番大事なことだと思います。
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