はい、独学でも可能です。ただし IELTSのライティングで 7.0 を取るには Task 2 で質の高いエッセイを書けないと厳しいです。
英語力を地道に伸ばすというより、試験対策中心の内容になっています。
IELTSのライティングでどうしても 7.0 が必要な人、他の人がどのように独学で勉強していたか知りたい方は参考にしてみてくださいね。
こんにちは、まじめです。 今日は私の IELTS ライティング奮闘記【前編】を書きたいと思います。 IELTS の試験を初めて受けたのは約半年前。そこから徐々にIELTS の勉強を始め、これほど長いお付き合いになるとは思っていませんでした。[…]
IELTS ライティングで7.0を取るには Task 2 対策に集中せよ
IELTSのライティングには Task1と2があります。
高スコアを取るには両方の対策が必要ですが、7.0 を目指すなら Task 2 に集中することが最も大事。
セクション別スコア目標の立て方に関する記事でも解説しましたが、ライティングは Task1よりもTask2の方が評価比重が重いからです。
つまりいくらTask1が上手に書けても、Task2で失敗すると全体のスコアが下がってしまうということ。
なので私はTask1の練習はほぼ捨てました。
ライティング単体で 6.0~6.5をコンスタントに取れる人は、Task1を徹底対策しなくても十分書けるだけの実力を持っているはず。
そこで私が Task2中心に行った勉強法はこちらです。
- Task2の問題パターンを分析
- トピック別にエッセイの書き方を研究
- 海外の IELTS 参考書、学習サイト(ブログ・You Tube)を模写
- 8.0とされているモデルアンサーから表現を抜粋・暗記
IELTS Task2の問題パターンを分析
ライティング Task2の問題は大きくわけて次の3パターン。
- 原因と解決策(cause and solution):問題の原因と解決策を求める問題
- 意見(agree or disagree):ある考えに対して、どれくらい賛成 or 反対を問う問題
- 議論(discuss both views):ある2つの異なる意見に対して、両サイドを考察し、自分の考えを述べる問題
これら3種類を知るのはもちろんのこと、問題文を見たらこの3パターンのどれに当てはまるか一瞬で見分けられるようになるのが大事です。
私は問題文だけを紙に印刷し、それを読んで「これは○○タイプの問題」とすぐにカテゴリー分けする訓練をしていました。
ライティングで 7.0以上を取るためには、正確な文法で書ける、正しい段落分けが出来るだけではダメ。それは出来て当たり前。
大事なのは、設問に説得力を持ってバシッと答えられているか。
そのためには
- 解答に意見をもとめられているか?
- 解答すべきパートはいくつあるか?
を瞬時に見極める。
自分では答えているつもりでも、書いているうちに論点がずれていったり、全部の質問をカバーし切れていないことはよくあります。それでは Task response(タスク回答度)の評価が下がってしまいます。
各パターンの詳細については上のリンクから該当記事に行ってもらうか、もしくはこちらの記事を参考にしてみてください。
本記事は IELTS ライティング・スコア 6.5 を目指す人のために、Task 2 の攻略ポイントについてまとめています。
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トピック別にエッセイの書き方を研究
次に対策したのがトピックです。
このブログでも度々登場するこちらの本を参考に、優先度の高い頻出トピックから対策をしていました。
IELTSのライティングでよく出されるのは Education, Media, Technology, Business, Career, Art, Leisure などです。
単体のテーマで出るというより、かけ合わせたものが多いと思います。実際私が受けた時は「教育×アート」に関する問題でした。
また “IELTS task 2 topic 2021″などと Google で検索し、予想問題なども参考にしていました。
姉妹本の Task1もオススメです。
海外の参考書、学習サイト(ブログ・You Tube)を模写
IELTSの試験対策に関する日本語の情報は本当に少ないです。
一方海外で IELTS は大人気なので、学習サイトや動画は圧倒的に充実しています。
実際私は日本語の参考書よりも、海外のサイトやYou Tubeをかなり参考にしていました。
Task2のポイント解説だけでなく、具体的なサンプルエッセイを載せてくれているのでとても勉強になります。私は暇さえあれば動画内のサンプルエッセイを模写していました。
模写をするときに気を付けていたのは
- イントロダクションの書き方
- ボディ・パラグラフの書き方
です。
イントロダクションでは、明らかに定型文と思われないようにどう書いているか、ボディ・パラグラフではトピック・センテンスをどう書き始めているかを特に見ていました。
どちらも「なぜこの書き方が高スコアなのか?」を自分なりに分析するのが大事です。
8.0とされているモデルアンサーから表現を抜粋・暗記
日本語/英語問わず、8.0とされているモデルアンサーから使えそうな表現を抜粋し、ひたすら暗記していました。目標スコアより一つ上のレベルを参考にすると良いと思います。
特に自分が苦手なトピックについては、専門の語彙や表現を覚えるためにオリジナルの英作文集を作っていました。
ここまで頑張ったわりに、費用対効果は低かったと思います。
予め対策していたトピックが運よく出題されれば効果を発揮するかもしれませんが、そうでなければ使えません。
IELTS では明らかに暗記とわかる文章はまったく評価されないです。
事前に文章を用意してしまうと、その文章を使いたいがために設問に irrelevant (無関係)な一文を付け足しかねません。irrelevant な一文は、どんなに文法や語彙が素晴らしくても評価を下げてしまいます。
うろ覚えの文章をつぎはぎするのではなく、試験会場で自力で文章を生み出さないと7.0は難しいでしょう。
まとめ:IELTSライティング 7.0 は試験対策だけじゃダメ
今日ご紹介した内容は、あくまで3カ月という限られた時間の中で取れる勉強方法です。
IETLS のライティング 7.0 は、独学でも試験対策をすれば目指せない領域ではありません。
加えて本物の英語力を上げたければ、他にも単語帳や文法の見直し、あらゆるジャンルのリーディングにロジカル・シンキングの訓練など、やるべきことは沢山あります。
私も次こそは試験対策に頼らず、本物の英語力で 7.5以上取れるよう頑張りたいと思っています。
当サイトはライティングの記事が多めですので、良かったら他の記事も参考にしてみてくださいね。
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