独学でIELTSスピーキング8.0を取った私の勉強法と「本質的」なポイントをお伝えします

IELTS のスピーキングスコアを伸ばすコツはありますか。どのような対策をしたら良いでしょうか。

今日は IELTS スピーキングで高スコアを取るために頑張りたいけど、結局何をどう対策したらいいの?という方の疑問にお答えしていこうと思います。

質問で多いのが

  • 独学で IELTS スピーキングの高スコアを取ることって出来るんですか?
  • IELTS スピーキングの対策やコツを教えてください。
  • オンライン英会話を続ければスコアは伸びますか?

というもの。

結論から言うと独学でもIELTSのスピーキングで高スコアを取ることは可能です。

ただし小手先の試験対策だけでは難しいというのが本音です。スコアが伸び悩む人は、スピーキング試験で何が求められているか、本質的な部分をつかみきれていないかもしれません。

 
Ringo
そこで今日の記事では、スピーキング力を伸ばすために本当にやるべき勉強内容についてお話します。

この記事を読めば、自分の努力の方向性が間違っていないか確認して頂けるかと思います。

試験対策は意味がない?

IELTS4セクションの中で、最も試験対策の費用対効果が低いセクションがスピーキングだと思っています。試験対策の話を期待されていた方は、期待をいきなり裏切ってしまって申し訳ありません。

実際、私が IELTS のスピーキングで 8.0を取ったとき、試験対策はほぼしませんでした。

唯一したことといえば、オンライン英会話の授業を7回(25分×7回=約3時間)受けたぐらい。しかも IELTS 対策ではなく、普通の英会話クラスです。

 
まじめ
え?自慢聞かされるん??参考になりません。

もちろん IELTS のスピーキングは Part1~3に分かれているとか、どんなことが質問されるとか、そうした基本概要はちゃんと抑えていました。

しかし試験当日はあまりの緊張からパニックを起こし、試験官に3回も質問を聞き返す始末。全く答えられずにしばらく沈黙が続いた時間もありました

それでも結果は予想以上に良いスコア。

 
まじめ
Ringoちゃんみたいに留学経験者だからそんなこと言えるんじゃないの?

確かに留学経験者は有利だと思います。

ではなぜ留学経験者は有利なのでしょうか。決定的な違いはどこにあるのでしょう。

先に私の考えを言ってしまうと、留学経験者は

それっぽい発音で、英語をペラペラ喋っているように聞こえる。

に尽きます。

自分で言うのもなんか変ですが、私はこのカテゴリーにがっつり当てはまります。裏を返せば、話している内容は大したことないし、文法や語彙も完璧じゃないのです

なぜスピーキングで 8.0が取れたのか

みなさんもご存知の通り、IELTSのスピーキングは次の4つの観点から評価されます。

  • Fluency and coherence
  • Lexical resource
  • Grammatical range and accuracy
  • Pronunciation

私がなぜ 8.0 を取れたかというと、おそらくFluency and coherence(流暢さと一貫性)Pronunciation(発音)の評価が高かったからだと思います。

この2つが何を意味しているかというと、まさに先ほど述べた「それっぽい発音でペラペラしゃべっているように聞こえる」ということです。

ちなみに証拠とまで言えないですが、私がオンライン英会話で受けたチェックテストの結果を共有したいと思います。

スピーキングチェックテストの結果
図1.チェックテストの結果

発音、流暢さ、文法は高スコアなのに対し、語彙で爆死しています。

 
Ringo
逆に語彙力のなさ!!

こんなに語彙力の低い私でも 8.0を取れたということは、語彙や話す内容はそこまで響かないことが何となく腹落ちしてきて頂けたのではないでしょうか。

IELTSのスピーキングで大事なのは発音と流暢さ

スピーキングスコアをぐっと押し上げてくれるFluency and coherence(流暢さと一貫性) と Pronunciation (発音)という2つの評価基準。

この2つに共通するものは何だと思いますか。

スピーキングは音声のコミュニケーション

そう、この二つは両方とも音声要素が絡んでいるということです。

この点が同じアウトプットでも、ライティングとは大きく違う点です。

スピーキングは、発音の項目だけでも

  • 正しい発音か
  • 抑揚は適切か
  • 英語のリズムに則っているか
  • 自然なスピードで話しているか

などが総合芸術的に判断されます。

「総合芸術」というのは、一つ一つをじっくり紐解いて論理的に判断するというより、なんだかよくわからないけど、色んなものが複雑に絡みあって瞬間的に判断される、という意味です。

IELTS のスピーキングは対面式。機械ではなく生身の人間が LIVE であなたの英語力を判断します。

厳密に言えば、録音した内容を後日他の試験官が多面的に評価するのですが、それでも目の前の試験官に「あ、この人は英語喋れるな」という印象を与えるのはとても重要です。

英語が話せる人は発音が上手でペラペラしゃべる

ではどんな時に「あ、なんかこの人は英語上手だな」と感じるか。

繰り返しになりますが、それは「発音が上手でペラペラと喋れる人」だと思います。

 
Ringo
これは外国の人が日本語を話しているときを思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。

日本人のように「こんにちは」と発音できる人と「コニーチハー」と言う人では、同じ単語でも印象が違いますよね。

後者は母語(英語)のリズムと抑揚が思いっきり影響しており、日本語に聞こえない典型例。日本人が日本語の単調なリズムと平坦な抑揚を残して「ないすとぅーみーとぅゆー」と言っているのと同じです。

「発音が大事」と聞くと「発音記号通りに正しく発声する」ことに意識が集中しがちですが、実は英語を英語らしくしゃべるにはリズム抑揚という要素がとっても大事なのです。

日頃の訓練が塵も積もれば山となる

ということで、ここからは私が試験対策ではなく、日頃どのように発音流暢さの勉強に取り組んでいるかをご紹介します。

ここから先は合う人、合わない人がいると思うのであくまで参考程度に読んで頂ければと思います。

発音を耳から学ぶ

まず前提として脳科学の観点から、人には得意な学び方というのがあります。詳しくはこちらの記事をご一読ください。

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耳か目か。脳科学に基づく英語の学習法

私は完全にから発音を学んだ派です。つい最近まで発音記号を正しく読めませんでした。

小さいころから洋楽・洋画が好きで大量に英語を聞いてきたというのもありますが、聞くだけじゃなく一緒に歌ったりセリフを言ったり、口を動かしていたのが発音が上達した理由だと思います。

専門用語で言うとシャドーイングですね。

間違ってても良いので、とにかく自分が聞き取れたように発声します。この時、なるべく限界まで耳の力だけを使って聞き取るのがポイント

すぐに答えが知りたくて歌詞やセリフをで確認したくなりますが、一旦目で読んでしまうと、自分の思いこんでいる間違った発音にすり替わってしまう可能性があります。

自分が発音できないものは、聞き取れない。

リスニングの鉄則です。

スピーキングを伸ばしたければリスニングも同時に伸ばすように心がけましょう。

発音を頭で学ぶ

耳から学ぶのが苦手という人は、理屈から入ってもOK。

最近は発音に関する参考書も沢山出ていますよね。まずは音声変化とか音の繋がりとか、そういった基本的な発音のルールを学ぶと良いと思います。

またアルファベットや個々の単語の発音の仕方を学ぶのも効果的。

私は最近まで発音についてきちんと学んだことはなかったのですが、大人になってからオンラインの発音矯正スクールに2カ月だけ通いました。

喉の使い方や呼吸の仕方など、英語と日本語の根本的な発声の違いなどを教えてもらい、すごく勉強になりました。発音を理論的に学んだことで、更に良くなった気がしています。

…とはいえ、やはり発音は実際に声に出さないと上達していきません。

本を見て理論を学ぶだけでなく、理論2割・実践8割ぐらいの割合で、声に出す訓練をしましょう。

オンライン英会話をしている人は、先生に発音を直してもらうのも効果的です。

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独り言英会話を続ける

ちょっと抵抗があるかもしれないですが、独り言英会話もお勧めです。

私は高校生の時から約20年間、この独り言英会話が習慣になっています。大体お風呂に入っているときに、ひたすら英語で独り言を言っています。

独り言英会話のポイントは、ネイティブになりきって話すこと

例えば芸人のユリアンレトリーバーさんが外国人のモノマネでそれっぽく英語を喋ったりしてるじゃないですか。

あんな感じで身振り手振り表情まで思い切り真似して、お腹から少し大きめの声を出すのがポイント。

ちなみに他の人が見たら狂気の沙汰か変態にしか見えないと思います。

私がお風呂場を選んだのはこのような理由から。お風呂場なら誰にも見られないし、すごく声が響いてちょっと発音が上手めに聞こえるんですよね。お風呂場、お勧めです。

流暢さを磨く

流暢さについても、やはり訓練が大事です。

流暢さって、結局言いたいことが口をついて出るかどうかという話。

これも芸人さんの例になりますが、爆笑問題の太田さんが「漫才をする時は自分が極度の緊張状態にあって何も考えられなくても、口元だけは勝手に動くぐらい何度も練習する」と言ってました。

スピーキングも同じで、IELTSの試験なんて緊張の極みです。

そんな極度の緊張状態にあってもペラペラ話せるようになるには、訓練しかない。

上で紹介した独り言英会話も良いですし、瞬間英作文のように同じ文章を何度も繰り返す方法も効果があると思います。

ちなみに fluency に課題があったまじめくんは、瞬間英作文を取り入れてからスピーキングスコアが 4.5 → 6.5 まで伸びました。詳しくはこちらに書いています。

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まとめ:スピーキングは音声のコミュニケーション

スピーキングは、本質的には音声を通した英語コミュニケーション能力を測るテストです。

そこで今日は IELTS のスピーキング・スコアを伸ばすには流暢さ」と「発音」に力を入れましょうというお話をさせていただきました。

流暢さと発音については、日本人の9割がコンプレックスを持っている部分じゃないかと思います。

だからこそ流暢さと発音がうまい人は「お、この人は英語が話せるな」という印象を試験官に与えることが出来ます。

試験対策ばかりに気を取られず、スピーキングの核である音のコミュニケーションに着目して、是非これからも英語を話すことを楽しんでいきましょう!

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