インタビュー企画の第13弾はイギリスの芸術大学院の留学を目指すA・Nさんの体験談です!
これまでの学習遍歴から、スコアが伸び悩んだ苦しい時期の乗り越え方、そして留学を志した理由まで、じっくり伺いました。
ANさんプロフィール
ANさん- 氏名:A.Nさん(20代)
- 職業:アート・ディレクター
- 進学予定先:イギリスの大学院
- UtoGo Academy在校期間:5か月
- 受講サービス:IELTSマンツーマン・学習コーチング
- 授業回数:週3~4回、 合計68回
留学を目指した理由
―そもそも留学を志したきっかけを教えてください
最初は「英語力を伸ばすための語学留学」を考えていましたが、次第に目的が変わり、大学院留学を目指すようになりました。
自分の専門スキルを拡張して、社会課題への解決アプローチを広げたい──それが一番の動機です。
自分が志望する分野の教育が進んでいる大学・国をリサーチし、志望動機書や研究計画書も、自分の強みや将来の展望との結びつきを意識して準備しました。
A.SさんのIELTSのスコア変遷
―OA6.5を取るまでに合計11回受験されたんですね。すごい頑張りましたね!
はい。大学院へのスコア提出締切前は月に3回受けていましたが、今考えると多くても2回で充分だったと思います。
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OA |
R |
L |
W |
S |
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2025/01/26 |
5.0 |
4.0 |
5.0 |
6.0 |
5.0 |
最初はOA5.0スタート |
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2025/04/19 |
5.5 |
6.0 |
5.0 |
6.0 |
5.0 |
UtoGoに入塾し1カ月でRが6.0に伸びる |
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2025/06/21 |
6.0 |
5.5 |
5.5 |
6.5 |
5.5 |
入塾後3カ月でOA6.0、W6.5を取得 |
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2025/07/29 |
6.0 |
6.0 |
5.5 |
6.0 |
6.0 |
OA6.0でスコアが伸び悩む |
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2025/08/07 |
6.0 |
6.0 |
6.0 |
6.0 |
6.0 |
OA6.0でスコアが伸び悩む |
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2025/09/19 |
6.0 |
5.0 |
6.0 |
6.0 |
6.5 |
初のS 6.5を取るが、Rは5.0と苦戦 |
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2025/10/17 |
6.5 |
6.0 |
7.0 |
6.0 |
6.0 |
Lが7.0まで伸び、念願の OA6.5を取得 |
※途中の4回分は省略して記載しています
UtoGoに入る前のIELTS学習歴
―これまでどんな塾やスクールに通っていましたか?
IELTSの個別対策塾に一年間、週2回のペースで通っていました。そのほかに留学エージェントのグループ授業に3〜4回通いました。すべてオンラインです。
費用は両方合わせて44万円ほどでした。
―どんな内容の授業でしたか?
個別対策塾では、4技能全体におけるIELTSの型を学びました。5.5突破コースでは解き方のコツやテンプレートの使い方を練習し、6.5突破コースでは過去問をひたすら解く形式でした。
グループ授業はネイティブ講師による4技能ミックス型で、各回のテーマに沿って記事を読み、ディスカッションやプチプレゼンを行う、大学の授業のような内容でした。
―どのような効果を感じられましたか?
個別対策塾は教材も授業もすべて英語だったのですが、OA5.0レベルの私には理解が追いつかず、身になっていませんでした。
振り返ると、ある程度の基礎がある人向けの内容だったと思います。グループ授業は毎回テーマに沿って深く議論するため、ライティングやスピーキングのアイディアを増やす点では効果的でした。「自分の意見を出す」練習になったのは良かったです。
ただ、当時はOA5.5を目指しているくらいの実力だったので、ネイティブ講師による授業の理解度は6割ほど。OA6.0程度の英語力があれば、より深い活用ができたと思います。
―どんなことに課題を感じていましたか?
自分の課題が分からないことです。
何をどう直せばいいのか分からず、とりあえず問題を解いては終わり…という日々でした。
UtoGo Academyとの出会い
―そんな中 UtoGo Academy に入塾してくださいましたが、私たちを知ったきっかけは何でしたか?
ブログです。自分と同じくらいのスコアを持つ生徒さんの記事を読んで、興味を持ちました。
―すでに他の塾に通っていたのに、UtoGoに入塾した決め手は何でしたか?
Ringo先生の技能別学習法の記事を読んで、「この先生のもとで学んでみたい」と感じたからです。
また、美大出身の生徒さんを指導された経験があると知り、特性に合わせたサポートをしてもらえると感じたのも決め手でした。
―UtoGoに入って変わったと感じることはありますか?
小手先のテクニックに頼らないことです。
以前は「高得点を狙える単語やイディオム」を追いかけていましたが、基礎がなければ意味がないと気づきました。基礎の重要性を理解できたことが、UtoGoでの一番の学びです。
Ringo 先生は自分の癖や課題を的確に指摘してくださります。
改善策も、私の性格や学習タイプに合わせて提案してくれます。リーディングや文法の要点を図解して説明してくださるので、視覚的に理解しやすかったです。
―ありがとうございます。Nさんは視覚的に理解するのが得意なので、積極的にイラストなどで解説するよう心がけていました。
オーダーメイドの学習計画表をもとに1400時間勉強
―結局、総学習時間はどのくらいでしたか?
合計で約1,400時間です。
―すごいですね(笑)!UtoGo生の中でも歴代トップ5に入ると思います。Nさん専用の学習計画表やフォロー体制はいかがでしたか?
何をどのくらい進めればいいかが明確で、とても有効でした。
予定通りに進まない時も、優先すべき内容をアドバイスしてくださり、効率よく進めることができました。
― 講師(Ringo)はどうでしたか?
Ringo先生はご自身の学習経験も豊富で、いつもポジティブに支えてくださいます。落ち込みやすい私にとって、本当に心強い存在でした。
4技能別のIELTS勉強法

―最後に各技能の勉強法を教えてください。
文法・単語の勉強法は?
文法はUtoGoの動画で基礎を学び直し、Ringo 先生が私のレベルに合わせて指定してくれた問題集や『Evergreen』などの参考書を活用しました。
前半は読解のための文法ドリルも取り入れ、後半は和文英作をメインとした教材で応用力を鍛えました。
単語は、赤シート→音声アプリ→類義語トレーニングと段階的に覚え、スピーキングでは言い換え表現を即答できるよう訓練しました。
リーディングの勉強法は?
私はリーディングに苦手意識があったので、リーディングを中心にカリキュラムを組んでもらいました。
精読とパラグラフリーディングを中心に、大学受験用テキストやIELTSの公式問題集で練習しました。
主題や対比構造をつかむのが苦手だったため、各段落の要約練習を習慣化。
先生に「つまりどういうこと?」と問われる中で、英文を自分の言葉で説明する力がつきました。
精読やパラグラフリーディングを通じて「文章をどう整理して読むか」を学べたのが大きかったです。
リスニングの勉強法は?
ディクテーション・オーバーラッピング・リピーティングを中心に、弱音(※弱く発音される音のこと)やスペルの間違いを重点的に克服しました。
Podcast「IELTS Speaking for Success」も愛用し、リスニング&スピーキング両方の練習に役立てました。
ライティングの勉強法は?
Task 1は数をこなし、文法の復習を徹底。
Task 2は授業で教わったアウトライン(※エッセイ本文を書きだす前に考える構成のこと)に沿って練習し、「論の展開」を意識しました。
リーディングで学んだ対比構造や抽象・具体の関係は、ライティングやスピーキングにも活きています。回答の一貫性を意識できるようになったのも成長でした。
不慣れなテーマについては、海外メディアを活用してアイディアを広げていました。
スピーキングの勉強法は?
瞬間英作文・ChatGPT英会話・ネイティブ講師との模擬面接を組み合わせました。
ChatGPTでは回答後に文法ミスを指摘してもらい、即修正。ネイティブの先生との練習では緊張感のある環境で本番力を磨きました。
最後に、これからIELTSを目指す方へ
結果が出ない時期もありますが、毎日の積み重ねは必ず力になります。
悩んだ時は「なぜ留学を目指すのか」という原点を思い出してください。
また、自分の集中力の特徴や緊張時の反応を知っておくと、本番での力の出し方も変わります。焦らず、自分のペースで前に進んでください。
Ringoから見たA.Nさんのすごさ
A.Nさんは本当に素直で真面目な努力家です。IELTSの受験回数にも表れていますが、最後まで夢をあきらめず泥臭く頑張れる人です。
IELTS OA 6.5を諦め、大学院のプリセッショナル・コースに進む道があったにもかかわらず、「自力で OA6.5」を取るという、あえて難しい道を選ばれました。
「もしあの時プリセッショナル・コースに進んでいたら楽に大学院に入れたかもしれないけれど、今ほど英語力は伸びなかったと思う。予定より時期が少しオーバーしてしまったけれど、それは自分にとって必要な時間だった」
と語っているのが印象的でした。