【IELTS】リスニング力が爆伸びする7ステップを徹底解説

リスニングが苦手でスコアがなかなか伸びません。リスニングの効果的な勉強方法を教えてください。

今回の記事ではリスニング力を爆伸びさせる7つのステップについて解説していきたいと思います。

手前味噌で恐縮ですが、私はリスニングがすごい得意です。実績で言うと、IELTS はリスニング 8.5、TOEFL iBTは過去満点2回、TOEICもリスニング満点です。

また UtoGo の生徒さんも今回お伝えするやり方でほぼ全員リスニングのスコアが伸びています。

詳しい内容についてはぜひ生徒さんの体験談を読んでみてください。

リスニング力向上の7ステップ

リスニングス力を伸ばす7ステップ
図1.リスニング力を上げる7ステップ

今回ご紹介する7つのステップは、ちょっと多いと感じる方もいるかもしれません。正直、一つ一つ丁寧に取り組むとすごい時間かかります。

ただ、すごい効果出ます

なのでぜひこの記事を見ながら一つずつ試してみてください!

  1. Step 1 まず聴く
  2. Step 2 聴けていなかった箇所を確認する
  3. Step 3 意味を確認する(精読)
  4. Step 4 音声知覚を鍛える
  5. Step 5 英語脳回路を鍛える
  6. Step 6 音読する
  7. Step 7 もう一度何も見ずにリスニングする

Step 1 まず聴く

Step 1はまず聞くです。

聞く教材は自分のレベルに合ったものであれば何でも良いです。

とにかく「自分の耳がもう限界だ」「これ以上は何言ってるか聞き取れないよ」というところまで、何度も何度も聴きます。

多くの方が1〜2回聞いて、すぐにスクリプトを確認してしまいます。でも、それでは全然足りません。

一度目で見てスクリプトを確認してしまうと逆にそうとしか聞き取れなくなってしまいます。

なので、目で確認する前にまずは耳をいじめ抜いてください。目安としては5〜6回ぐらいでいいんじゃないかなと思います。

Step 2 聴けていなかった箇所を確認する

Step 2は聴けていなかった箇所を確認する

そもそもリスニングというのは、①音を聴いて→②意味を理解するという二段階のプロセスを踏んでいます。

リスニングは音声知覚と意味理解の2段階
図2.リスニングは音声知覚と意味理解の2段階

ここでなぜ聴けていなかったのかを分析します。

そもそも音が聞けてなかったのか。つまり最初の一段階目のプロセスに問題があったのか。

それとも音は聞けていたけど、意味が理解できなかった。二段階目のプロセスに問題があったのか。

このように原因を分けて考えていきます。

スクリプトを確認し、もし音が聞けていない場合はなぜ音が聞けなかったのかを考えます。単語を知らなかったのか、それとも自分が認識している音と実際に聞こえてきた音の間にズレがあったのか。

例えば、アレルギーという単語がありますが、この「アレルギー」というのは日本語の発音です。英語だと「アラジー」のように聞こえます。

しかしこれをアレルギーと覚えていたら、間違えて覚えてしまっているので聞き取れないですよね。

また、英語は音声変化が頻繁におきます。例えば in a car は「イン・ア・カー」とは発音しません。音と音がつながって「イナカー」のように聞こえます。

このように音声変化も英語が聞き取れない原因の一つです。

Step 2 に課題がある人は、単語を覚える時に正しい発音も一緒に覚えていきましょう

Step 3 意味を確認する(精読)

Step 3は意味を確認する(精読)です。

要はリーディングをしっかりやっていきましょう、ということ。

リスニングはリーディング+音なんですね。つまり、リスニングの半分はリーディングでできているんです。

リスニングが苦手という方は、実はリーディングに問題があります。音の問題ではなく、目で文章を見ても内容が取れていないというケースが多い。

なので、リスニングが苦手な方はしっかりリーディングからやっていきましょう。その時に音読もしっかりやりましょう。

音読をやるときのポイントは、前から英語の語順で、塊(チャンク)ごとに瞬時に意味が取れるかを確認すること。

できれば付属のCDや音声をしっかり聞いて、できるだけそれのモノマネをするような形で音読をしてください。

リーディングの時に音を組み合わせられると、自然とリスニングが伸びていきます。

Step 4 音声知覚を鍛える

Step 4は音声知覚を鍛えるです。

リスニングは音をまず認識して、そして意味を理解する二段階のプロセスだと書きました。

音声知覚を鍛えるというのは、一段階目の耳を鍛えるプロセスです。

日本語とは全然違う英語独特の音をちゃんと聞けるようになるためには、オーバーラッピングやリピーティングという練習法があります。

オーバーラッピング

オーバーラッピングは、模範の音声から0.1秒ぐらい遅れて読み上げるイメージです。スクリプトを見ながら一緒に声に出して読んでいきます。

この時リズム感やスピード感を体に叩き込んでいきます。これがとっても重要です。

リピーティング

リピーティングはスラッシュごとにリスニングをして、音声をいったん止め、聞こえてきたものをそのまま繰り返して言う、というやり方です。

ポイントは、発音、リズム、イントネーション、強調、ポーズなど全てをできるだけ真似していくこと。

音声知覚ができないと、脳のメモリが音を聞き取ることに8割ぐらい取られてしまい、意味を瞬時に理解するためのメモリが足りなくなってしまいます。余裕がない状態ですね。

音の部分が楽に聞き取れるようになると(メモリーの使用量が1割ぐらい)、内容の方に集中することができます。

Step 5 英語脳回路を鍛える

Step5は英語脳回路を鍛えるです。

日本語で綺麗に意味の通る文に直す返り読みを学校で教わった方も多いと思います。ただリスニングはそんなことをしている暇はありません。

どんどん音声が流れていってしまうので、返り読みは物理的にできないんですね。

なので、英語の語順で前から意味をとっていく癖をつけておかないと、リスニングで苦労します

英語のカタマリ(チャンク)を読んだ時すぐに日本語の意味が頭に思い浮かばないところは5~ 6回繰り返して、つまずかずに意味がすっと出てくるまで練習をしていきましょう。

Step 6 音読する

Step6は音読するです。

この段階ではなるべく自然なスピードで音読していきましょう。テキストは何も書き込みがない真っ白な状態で、チャンクごとに区切るのではなく、日本語の文章を読むような感覚で読んでいきます。

この時、頭にちゃんと意味が思い浮かんでることが重要

回数の目安は最低でも10回はやってください。

同時通訳の神様と呼ばれる國弘先生という超有名な先生がいらっしゃるんですが、國弘先生いわく音読は1000回やれと。

なかなかクレイジーな回数だとは思いますが、同時通訳の神様はそれほど音読の重要性を訴えていますので、1~2回なんかじゃ全然足りないという点は認識していただければと思います。

Step 7 もう一度何も見ずにリスニングする

Step7はもう一度、何も見ずにリスニングをするです。

スクリプトを見なくても内容を理解できているかどうかを、最後にもう一度聞いて確認してみてください。

ここまでのステップ1~6をしっかりやっていただいた方は、1回目のリスニング時よりもはるかに聞き取れているのを実感できるはずです。

最後に最も大事なのは、実践すること

最後に最も大事なポイントをお伝えすると、とにかく「実践する」です。

リーディングでもリスニングでも、一つの文章(問題)をしゃぶりつくしてください

普段皆さんの勉強状況を見ていると、多くの方が一つの問題をかなりさらっと終わらせているという印象です。

特に1回解き終わったらすぐに次の問題、前に前に進みたがる人は要注意

やはり勉強の基本は復習です。復習をした時に単語の意味も覚えるし、チャンクごとに意味が取れるようになってきます。

音も、何度も何度も聴いて初めて聴けるようになってくるわけです。

わかった時点で終わり、次に進むではなくて、できるようになるまで繰り返し繰り返し何度もやることが大事です。

今回ご紹介した7ステップは、最初は慣れるまで大変だと思います。でも、こんな風に丁寧にちゃんと一題ずつものにしていくと、必ずリスニング力は伸びていきます。

 
Ringo
すでに生徒さんで実績を出しているやり方ですので、ぜひ皆さんもやってみてくださいね!

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