【IELTSライティング】折れ線グラフの分析方法と具体的に書く内容

今日は前回の記事に引き続き、 IELTS のライティング Task1折れ線グラフ(line graph)の書き方について解説したいと思います。

  • 折れ線グラフの見るべきポイントは全部で6つ
  • 具体的に書くべき内容は「増えた・減った・同じ・ちょっとオカシイ」の4つ
  • 折れ線グラフの必須語彙とフレーズ

グラフ問題が難しいと感じるのは、そもそもグラフのどこを見ていいのか、何を書けばいいのか、そしてそれを英語でどう言うのかがわからないからです。

これらの項目(ある意味で型)が事前にわかっていれば、そこまで苦労することはありません。実際に英語でスラスラ書けるかは置いておいて、少なくとも書く方向性を見出すことが出来ます。

「そもそもTask1の概要からおさらいしたい」という人は、是非こちらの記事も併せて読んでいただけると話が早いかもです。

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折れ線グラフのエッセーの型

折れ線グラフのエッセーの型ですが、こちらは基本的に円グラフと同じなのですっ飛ばします。

念のため軽く復習しますと、

  1. Introduction(イントロダクション)
  2. Overall(概要)
  3. Detail(詳細)

でしたね。Task 1 のパラグラフ構成を最初から知りたいという方は、↓の円グラフの記事を参考にしてください。

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折れ線グラフの見方と分析方法

ではここから折れ線グラフの見方のポイントを解説していきます。

今回は「1971~2007年のイギリスの車所有率を表す折れ線グラフ」を見てみましょう。

1971~2007年のイギリスの車所有率を表す折れ線グラフ
図1.1971~2007年のイギリスの車所有率を表す折れ線グラフ

※出典:Mitchell, Rachel. Ielts Academic Writing Task 1 Samples: Over 450 High Quality Samples for Your Reference to Gain a High Band Score 8.0+ In 1 Week (Box set)を基に作成

Ringo
Ringo

ゴリゴリ文系の私は、細かい目盛りが出てきただけで息切れしてしちゃうよ。

【折れ線グラフ】見るべき6つのポイント

折れ線グラフの見るポイントは全部で6つです。ちょっと多いようにみえますが、どれも基本的なことばかりなので難しく構える必要はありません。

1. グラフのタイトル
2. 縦軸と横軸
3. 各線の始まりと終わり
4. 目立つ線の一番高い/低いところ
5. 線が交わっているところ
6. 変わらないところ

1.グラフのタイトル

最初にグラフのタイトルを確認しましょう。図1の例でいうと、”Households with regular use of a car, Great Britain” です。

基本的なことすぎて読み飛ばす人が多いですが、タイトルはそのグラフが何を表しているか端的に示しています。イントロダクションでのパラフレーズにも使えますので、読んでおいたほうがお得です。

2.縦軸と横軸

つぎに縦軸横軸をしっかり確認します。縦軸がパーセンテージ、横軸が年ですね。

縦軸は0~50%まで、横軸は「1971年」の次が「1975年」「1979年」とあり、4年刻みになっています。軸を確認するときは目盛りまでしっかり確認するようにしましょう。

図2.折れ線グラフの見方1~2
図2.折れ線グラフの見方1~2

3.各線の始まりと終わり

次にそれぞれの線の始まり終わりを見ます。

今回は No car, One car, Two cars, Three or more cars の4本線があります。各線の始まり「1971年」と、終わりの「2007年」を見てみると次のようになります(パーセンテージは大体の数値です)。

・No car:48% → 25

・One car:44% → 42%

・Two cars:8% → 27

・Three or more cars:1% → 7%

1971年には48%の人が No car、つまり車を持っていなかったのに、2007年には約半分の25%まで割合が減っています。

一方 Two cars(2台車を所有する人)の割合は8% → 27%に伸びています。1971年には1割にも満たなかったのに、2007年では全体の約4分の1以上の人が車を2台持っていることが分かります。

4.目立つ線の一番高い/低いところ

次に目立っている線一番高いところ低いところを確認します。全部の線を確認してもいいのですが、時間も限られている上 IELTS の Task1は主要な情報だけを要約することが求められるので、変化が激しく目立つ線だけ注目します。

グラフで一番目立っている線は、先ほどの No car と Two cars ですね。今回は線の動きが上下に激しく揺れていないので、各線の始まりと終わりがそのまま一番高い/低いところとなっています。

line graph 2
図3.折れ線グラフの見方3~4

5.線が交わっているところ

そのまま目立った二つの線を追っていくと、2003年のところで線がクロスしています。このように線が交わるところは、何かしらの逆転現象が起きていることを指しますので、大事なポイントに当たります。ぜひ〇など印をつけておきましょう。

6.変わらないところ

最後にあまり変化のない線も見ておきましょう。

One car はあまり変化がなくほとんど直線です。Three or more cars は1% から7%に伸びていますが、途中で階段の踊り場のような期間がいくつか見られますね。

図4.折れ線グラフの見方5~6
図4.折れ線グラフの見方5~6

以上が折れ線グラフの見るべきポイント6つです。

円グラフ同様、まずは個別の動きをきちんと確認し、次に比較や分析に入る順番が大切です。

Ringo
Ringo

いきなり比較や分析から入ろうとすると焦って混乱してしまう可能性があります。普段の練習からこの順番を意識して書くようにしてみてくださいね。

折れ線グラフエッセーで具体的に書くべき内容

Overallで書くべき内容

全 Task 1 のグラフに共通ですが、書き出す前に概要として何を書くかを決めることが重要です。Overall では主要な情報だけを選択し、自分の言葉で言い換えて要約する必要があります。

書くべきは

  • 一番目立っている線の動きは?
  • その結果、全体としてどうなったか?

の二点が良いと思います。

具体的には、先ほどの6つのポイントの3~5番にあたる項目を使って主要情報をまとめます。今回のグラフでは

「No car が減って Two cars が増えた。」

「その結果、イギリスでは全体として車を持つ人の割合が増えた。」

と要約することが出来ます。

Overall で書くべき内容は多くて2~3文が理想的です。もしもう一つ情報を足したいという人は

「1971~2007年の全期間を通して、One car の割合が一番多い。」

点を加えても良いでしょう。

グループ化して傾向を見つける

分析をする際は、グループ化という手法があります。

4つの線を個別にバラバラなものとして見るのではなく、ある視点で分類します。今回は車を持っている vs 持っていないでカテゴライズできました。

このように「何かグループ化できるものはある?」「似たような傾向はある?」「何らかのパターンは見いだせる?」と自分に問いかけてください。

傾向が見つかる時もあれば、見つからないときもありますので、見つからなくても焦らなくて大丈夫です。

Overall が苦手な人は、慣れるまで Overall だけを書く練習を取り入れてみてくださいね。

折れ線グラフの基本語彙とフレーズ

Overallに続く詳細を各段落では、Overall で触れられなかった細かい数値線の変動の仕方などを説明していきます。

こちらも円グラフと一緒で、①基本の言い回し②比較③変化の3つの表現をマスターしましょう。そうすればイントロ、概要を抜かして残りの 80~90 語くらいはあっという間に書けてしまいます。

円グラフで紹介した「何が何パーセントだ」という基本の表現に加え、折れ線グラフでは「線がどのように伸びたか」、「線の傾きの度合いはどれくらいか」が基本の言い回しも覚えていきましょう。

基本動詞である increase や decrease、rise や fall といった単語は皆さんもうマスターしてると思うのでここでは省略します。

start at / finish at

各線の始まりと終わりを表す時に使えます。類義語の beginend でも大丈夫です。

例:“X started at zero percent in 2000 …”(Xは2000年には0%から始まり…)

例:“X finished at the same points as those of Y…”(XはYと同じ数値で終わった)

reach the top (peak) / hit the bottom

一番高い/低いところを表す時に使えます。折れ線グラフ頻出の表現です。

例:“The figures for X reached its peak at approximately 100 in 2001.”(Xの数値は約100となり、2001年にその頂点に達した)

see (experience) an upward(downward)trend

上昇または下降傾向を表す時に使えます。無生物が主語になり seeexperience という動詞を使って「~という傾向があった」という意味になります。

例:“All kinds of categories saw a significant upward trend.” (全カテゴリーに大幅な上昇傾向があった)

fluctuate / zigzag

線が上下に変動しているときに使えます。fluctuate は「上下する」という意味なので、必ず上に行ったり下に下がったり、アップダウンしている必要があります。

例えば今回の図の Three or more cars の線は、多少ジグザグしていますが下に下がっているポイントが見られません。これはfluctuate にはあたらず、gradually increase の方が適切です。

“The rates of X fluctuated slightly during the 10 year period.”(Xの割合は10年間で若干上下の変動があった)

maintain the level / remain unchanged

あまり変化が見られない時の表現です。maintain は他動詞で「~を保つ」と言う意味で、後ろには目的語(名詞)が来ます。remain は自動詞で「依然として~(状態)のままである」という意味で、後ろには形容詞や分詞がきます。ごちゃまぜにならないよう気を付けましょう。

例:“The price of X remained unchanged from 1990 to 2000.”(Xの価格は1990年から2000年まで変わらなかった)

知識を入れたあとは練習あるのみ

いかがでしたでしょうか。

折れ線グラフは円グラフに次いで、比較的書きやすい分類に入ると思います。基本的な語彙や表現をマスターした後はなるべく多くのサンプルに触れ、基本以外の表現もどんどん真似してみてくださいね。練習を重ねることで自分のものになっていきます。

IELTSのライティングは小説ではありません。

制限時間内に求められた語数を書く必要があります

Ringo
Ringo

まずは「とりあえず書ける」状態を目指し、その後スピードアップできるように練習していきましょう!

▼本文で紹介した問題はこちらからお借りしました。

IELTS-ライティング-攻略-3折れ線グラフ
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